熊本県小国町北里 ホタルの里温泉

温泉巡り

ホタルの里温泉は、九重連山西北端に位置する「涌蓋山(わいたさん)」西麓に点在する「わいた温泉郷」の玄関口「山川温泉」の中でも、一番最初に見えてきます。

以前は地元の方々専用の「共同浴場」だった様ですが、素晴らしい泉質をより多くの人に楽しんでいただける様にと温泉を解放していただいたそうです。
今でも地元の有志の方々が共同で管理をされており、建物も比較的新しく脱衣場も浴室も清潔に保たれていました。
訪問時にお話を聞けた地元の老人によると、熊本県内の源泉かけ流しの温泉ではここホタルの里温泉が一番熱く44℃だそうです。
実際に私は膝まで浸かっては一度出てまた足を入れ、を繰り返し徐々に腰・腹・背中・首と慣らして入りました。入ってしまえば痛いほどではありませんでしたが、地元の方は平気な顔をしてスーッと入って来ます。そして「今日はそこまで熱くない。まあ42~43℃だなあ」とか。 
この良質のお湯が源泉から44℃でドバドハと掛け流されているのです。

泉質は硫黄泉で、上の写真にあるような白く細かい湯の華が、無色透明の湯の中を散りばめたように浮遊しています。弱酸性の抜群に気持ちの良いお湯で、出来れば余り有名になって欲しくない、大切にしたい一湯でした。

旧国鉄時代の宮原線の橋梁が味わいを引き立たせる風景が広がり、四季それぞれにどこか懐かしい佇まいが見られます。
特に毎年6月には源氏ボタルが乱舞することから温泉名になっているそうです。

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